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壁を壊して部屋をつなげる費用相場と注意点|間取り変更リフォームを解説
「隣り合う部屋をつなげてリビングを広くしたい」「子どもが独立したため、2つの子供部屋を1つの広い空間にしたい」といった場面で検討されるのが、間仕切り壁を壊して部屋をつなげるリフォームです。

本記事では、壁を壊して部屋をつなげるリフォームの費用相場や、壊せる壁・壊せない壁の違いを解説します。
メリット・デメリットや費用を抑えるポイントも紹介しますので、間取り変更を検討している方はぜひ参考にしてください。
  • お客様

    お客様

    壁を壊して部屋を広くしたい!
    業者さんに頼めば、すぐやってくれるのかな?

  • 担当者

    担当者

    ちょっと待って!実は壊せない壁もあるんです。
    見分け方や費用相場を解説しますね、一緒に見ていきましょう!

壁を壊して部屋をつなげるリフォームの費用相場

壁を壊して部屋をつなげるリフォームの費用は、工事の範囲によって異なります。
まずは、工事内容ごとの費用相場を確認しておきましょう。

壁の撤去のみ

「壁の撤去のみ」の費用相場は、5万〜10万円です。
撤去する壁の大きさや範囲によって変動しますが、内装補修や電気工事を含まないシンプルな工事であれば比較的費用を抑えられます。

工事内容ごとの費用相場は以下の通りです。

工事内容 費用相場
小規模な間仕切り壁の撤去 5万〜6万円
6畳程度の間仕切り壁の撤去 5万〜10万円
壁撤去・解体・処分 6万〜10万円

 

小規模な間仕切り壁の撤去

収納の横にある短い壁や、部屋の一部を区切る壁などを取り払う工事です。
撤去する範囲が限られているため費用を抑えやすく、空間に広がりを持たせたい場合に選ばれます。

6畳程度の間仕切り壁の撤去

隣り合う部屋同士をつなげて、一つの空間にするための工事です。
リビングの横にある洋室や和室との間仕切り壁を撤去するケースなどが多いです。
壁の大きさや内部の下地状態によって費用が変動します。

壁撤去・解体・処分

解体時の廃材(石膏ボードや木材など)処分費までを含んだ費用です。
見積もりを確認する際は、撤去費だけでなく、廃材処分費や室内を保護する養生費まで一式含まれているかを確認しておくと安心です。

ただし、壁を撤去しただけの状態では、床や天井に隙間ができたり、下地がむき出しになってしまうことがあります。
仕上がりまで整えたい場合は、次に紹介する内装補修もあわせて検討してみてください。

内装補修を含む基本工事

壁の撤去に加えて、床・壁・天井の補修まで行う場合は、5万〜50万円が目安です。
壁があった部分を整えることで、2つの部屋を自然につなげられます。

内装補修を含む基本工事の費用相場は以下の通りです。

工事内容 費用相場
壁撤去+床・壁・天井の部分補修 20万〜30万円
2部屋を1部屋につなげる基本工事 25万〜50万円
壁・天井クロスの張り替え 6万〜15万円
床の高さの調整 10万〜20万円
天井の高さの調整 5万〜12万円

 

壁撤去+床・壁・天井の部分補修

壁を取り払ったあとに残る、床や天井の溝を埋める工事です。
撤去した部分を局所的に補修するため、部屋全体をやり直しするよりも費用を抑えられます。

2部屋を1部屋につなげる基本工事

壁の撤去から、床材や壁紙の境目を目立たなくする処理までを行う工事です。
別々だった空間を違和感なく一体化させたい場合に選ばれており、仕上がりの美しさまで重視したい方に向いています。

壁・天井クロスの張り替え

解体した壁の周辺だけでなく、つなげた部屋全体の壁紙を一新する工事です。
既存のクロスとの色味のズレや、日焼けによる差をなくし、空間全体のデザインに統一感を持たせることができます。

床の高さの調整

隣り合う部屋の床に段差がある場合に施す工事です。
特にリビングと和室をつなげるケースでは、畳とフローリングの厚みの違いで段差が生じやすいため、下地から高さを揃える調整をします。

天井の高さの調整

壁を撤去したあと、天井にできる段差や構造上の境目をフラットに整える工事です。
天井面をつなげることで、広がりのある空間になります。

内装補修を行うことで、壁を撤去した跡が目立ちにくくなり、より自然に仕上がります。見た目の統一感にもこだわるなら、床材やクロスも揃えることがおすすめです。広くなるだけでなく、リフォーム後の満足度も高められるでしょう。

電気配線・スイッチの移動

撤去する壁にコンセントやスイッチ、照明の配線がある場合は、電気工事が必要です。
費用相場は3万〜10万円で、配線の位置や移動距離、コンセントの増設有無によって変動します。

工事内容ごとの費用相場は以下の通りです。

工事内容 費用相場
電気配線工事 3万〜4万円
コンセント・スイッチの移設 3万〜8万円
壁撤去+電気工事 8万〜10万円
電気関係の改修・仕上げ 4万〜6万円

 

電気配線工事

電気配線工事は、壁の中を通っている配線を移動したり、撤去後の間取りに合わせて配線ルートを整えたりする工事です。
壁を取り払うことで、照明やコンセントの位置を見直す必要がある場合に行います。

コンセント・スイッチの移設

コンセント・スイッチの移設は、撤去する壁に付いていたコンセントや照明スイッチを、別の場所へ移す工事です。
リフォーム後の家具や家電の配置に合わせて移設しておくと、広くなった部屋を快適に使えます。

壁撤去+電気工事

壁撤去+電気工事は、壁の解体とあわせて配線まわりを整える工事です。
撤去する壁にスイッチやコンセントがある場合は、こちらの電気工事を含めて、必要な工事費用を把握しておきましょう。

電気関係の改修・仕上げ

電気関係の改修・仕上げは、照明やスイッチを使いやすい場所へ移動・増設する工事です。
部屋をつなげたあとにテレビや家電の位置を考えておくと、暮らしに合った配線計画をたてられます。

電気まわりを整えておくことで、壁を撤去した後の部屋を快適に使えます。
リフォーム後をイメージすることが、失敗しないポイントになります。

建具の新設・廃材処分費

壁を撤去したあと、必要に応じて建具を新設することがあります。
例えば、用途にあわせて部屋を区切るために引き戸や折れ戸、可動間仕切りなどを新設するケースがあります。

また、壁を解体すると廃材が出るため、撤去費とは別に処分費がかかるケースもあります。

工事内容ごとの費用相場は以下の通りです。

工事内容 費用相場
壁撤去+引き戸・折れ戸などの建具設置 20万〜35万円
壁撤去+可動間仕切りの設置 20万〜40万円
廃材処分費 1万〜5万円

 

壁撤去+引き戸・折れ戸などの建具設置

引き戸や折れ戸を設置することで、必要に応じてつなげた部屋を仕切ることができます。
普段は開けて広く使い、来客時や冷暖房を効かせたいときだけ閉めるなど、暮らし方に合わせて使い分けられるようになります。

壁撤去+可動間仕切りの設置

可動間仕切りは、部屋を広く使いたいときは開け、仕切りたいときは閉められる建具です。
リビング横の部屋や子ども部屋などに取り入れることで、間取りの自由度が高まります。

廃材処分費

廃材処分費は、撤去した壁材や下地材を処分する際にかかる費用です。
見積もりの段階で、解体費・処分費・養生費の内訳を確認しておくことで費用の全体像を把握できます。

小規模な工事の場合は、見積書で「壁撤去費(処分費含む)」のように一式でまとめられていることもありますが、廃材の量が多い、トラックまでの運び出しが困難、といった場合は「処分費」や「運搬費」として別項目で計上されます。

引き戸や間仕切りなどの建具を新設することで、空間を分けることができます。
予算に合わせたリフォーム計画を立てるため、廃材処分費を含めて工事費用を整理しておきましょう。

壊せる壁と壊せない壁の違い:建物の構造による制限

建物の構造によって、撤去できる壁とできない壁があります。
ここからは、工法や建物の種類ごとに、壊せる壁と壊せない壁の違いを見ていきましょう。

木造軸組工法(在来工法):「筋交い」の有無に注意

木造軸組工法は、柱や梁で建物を支える日本の住宅で多く採用されている工法です。
比較的間取りを変更しやすいとされていますが、撤去したい壁に「筋交い(すじかい)」が入っている場合は注意が必要です。
筋交いとは、柱と柱の間に斜めに入っている補強材のことです。
建物の揺れに耐える役割があるため、筋交いが入った壁を安易に撤去してしまうと、耐震性に影響する恐れがあるため、原則として撤去できません。

一方で、筋交いのない壁であれば、撤去できる可能性があります。
壁を壊せるかどうかは見た目だけでは判断しにくいため、リフォーム会社に現地確認を依頼し、建物の構造を確認してもらいましょう。

2×4(ツーバイフォー)工法:撤去が難しいケースが多い

2×4工法は、壁や床、天井などの面で建物を支える工法です。
柱や梁で支える木造軸組工法とは異なり、2×4工法では、壁そのものが構造上重要な役割を持つケースが多いです。
そのため、壁を撤去して部屋をつなげるリフォームが難しいケースがあります。特に、建物を支える「耐力壁」にあたる場合は、取り除くことができません。

一方で、構造に影響しない壁であれば変更できる可能性もあるため、図面や現地調査をもとにリフォーム会社に確認してもらいましょう。

マンション(RC造):構造次第で撤去不可能

分譲マンションなどに多いRC造(鉄筋コンクリート造)は、壁が建物を支える「構造壁(耐震壁)」になっているケースがあります。
構造壁は建物全体の強度や安全性に直結するため、リフォームで撤去することができません。

一方で、単に室内を区切るためだけに設けられた石膏ボードなどの「間仕切り壁」であれば、構造に関係しないため撤去できます。
例えば、リビングと隣り合う和室を一体化させるようなリフォームは、多くのケースでこの間仕切り壁を抜く工事が該当します。

また、マンションは構造上の問題がクリアできたとしても、「管理規約」による制限を受ける点に注意が必要です。
工事が可能な曜日・時間帯、使用できる床材の遮音等級などが細かく定められていることが多いため、計画を決める前に管理組合への確認とリフォーム会社による現地調査を行いましょう。

壁を撤去して部屋をつなげるメリットとデメリット

ここからは、壁を撤去して部屋をつなげるメリットとデメリットを解説します。

メリット:開放感の向上と採光・風通しの改善

壁を撤去して部屋をつなげる主なメリットは以下の通りです。

開放感の向上

視線が奥まで抜けるようになり、実際の床面積以上の広さと開放感を感じられるようになります。

採光・風通しの改善

これまで壁に遮られて光が届かなかった奥のスペースまで自然光が行き渡るようになります。
また、室内に風の通り道ができることで、家全体の換気性能や風通しが改善されます。

開放感だけでなく、明るさや風通しを整えられる点が、部屋をつなげるリフォームの魅力です。
ただし、壁を撤去することで気をつけたい点もあるため、続けてデメリットを見ていきましょう。

デメリット:冷暖房効率の低下や音・匂いが広がりやすくなる

壁を撤去して部屋をつなげる主なデメリットは以下の通りです。

冷暖房効率の低下

部屋が広くなるため、エアコンが効くまでに時間がかかるようになります。
特にリビングを拡張する場合、これまで使っていたエアコンの能力(対応畳数)では足りなくなるケースが多く、機器の買い替えや断熱性の見直しを検討する必要があります。

音・匂いが広がりやすくなる

壁という遮蔽物がなくなるため、キッチンの油や生ゴミの匂い、テレビの音、子どもの話し声などが伝わりやすくなります。
「集中したいワークスペース」や「静かにしたい寝室」と接する壁をリフォームする場合は、注意が必要です。

壁を撤去する際は、メリットだけでなくデメリットも踏まえて計画することが大切です。
冷暖房や換気、間仕切りの使い方までセットで考えておけば、広さと快適さを両立できるでしょう。

リフォーム費用を安く抑えるためのポイント

ここからは、リフォーム費用を安く抑えるために意識したいポイントを紹介します。

補修範囲の最小化

リフォーム費用を抑えたい場合は、補修範囲を広げすぎないことがポイントです。
壁を撤去したあと、床や天井、クロスをどこまで補修するかによって費用が変動します。

例えば、壁があった部分だけを補修する場合は、部屋全体の床材やクロスを張り替えるよりも費用を抑えられます。
一方で、既存の床や壁紙との色味が大きく違う場合は、部分補修だけでは境目が目立つこともあります。

そのため、仕上がりと予算のバランスを見ながら、必要な範囲を決めることが大切です。
床材やクロスをすべて張り替えるのではなく、目立ちやすい部分を中心に整えることで、費用を抑えながら自然な空間に仕上げられます。

相見積もりの実施

複数の業者から見積もりを取ることも大切です。
相見積もりを取る際は、総額だけで判断せず、工事内容の内訳まで確認しましょう。
壁の撤去費、内装補修費、電気工事費、廃材処分費などが含まれているかを確認することで、比較しやすくなります。

また、安さだけで選ぶのではなく、構造確認や仕上がりの提案まで対応してくれるかも見ておきたいポイントです。
費用と工事内容のバランスを比較しながらリフォーム業者を選びましょう。

壁を壊す間取り変更リフォームの注意点

最後に、壁を壊す間取り変更リフォームの注意点を紹介します。

生活動線の変化:家具や家電の配置、人の行き来を再確認

間取り変更によって空間が広がる一方で、人の通り道や家具の置き方も変わります。
リフォーム後の使い方をイメージせずに進めると、家具を置いたときに通路が狭くなったり、人の行き来がしにくくなったりすることがあります。

例えば、ソファやダイニングテーブル、テレビボードなどの大型家具の配置は、生活動線に影響します。
冷蔵庫や収納棚など、日常的によく使う家具・家電も、移動のしやすさを考えて配置を決めることが大切です。

また、壁を撤去するとコンセントやスイッチの位置が変わる場合があります。
家具や家電の配置とあわせて、電源の位置も考えておくことで、リフォーム後の部屋を快適に使いやすくなります。

業者に相談すること:建物の倒壊や配線切断などのリスク回避

壁を壊すリフォームは、見た目以上に建物の構造や配線と関わる工事です。
撤去したい壁が建物を支えていたり、壁の中に電気配線が通っていたりする場合があるため、自己判断で進めるのは避けましょう。

構造に関わる壁を無理に撤去すると、建物の強度に影響する恐れがあります。
また、配線がある壁を確認せずに壊してしまうと、スイッチやコンセントが使えなくなったり、工事中に配線を傷つけたりする可能性もあります。
事前に業者へ相談することで、撤去できる壁かどうか、電気工事が必要か、補強が必要かを確認しましょう。

まとめ

壁を壊して部屋をつなげるリフォームは、住まいに開放感を出し、採光や風通しを整えられるなどのメリットがあります。
壁の撤去のみで済む場合もありますが、内装補修や電気配線の移動、建具の新設などが発生することもあり、それによって費用が変動します。
建物の構造によっては撤去できない壁もあるため、事前に業者へ相談し、工事できる範囲を確認しておくことが大切です。

本記事では、壁を壊して部屋をつなげる費用相場や、壊せる壁と壊せない壁の違い、メリット・デメリット、費用を抑えるポイントについて解説しました。
部屋を広く使いたい方や間取りを見直したい方は、間取り変更リフォームを検討してみてください。

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