リノベーション会社の選び方
ゼロリノベの評判|口コミで分かる「予算から入る」進め方と向く人・向かない人
中古マンションを購入してリノベーションしたい方が、ゼロリノベを候補に入れる前に知っておきたい情報をまとめました。この記事で分かるのは、会社概要と事業モデル、公開されている評判・料金・保証の内容、向いている人と向いていない人の3点です。記事の後半では、東京・横浜でゼロリノベと比較したい会社も整理しています。

中古マンションを購入してリノベーションしたい人に向けて、ゼロリノベの公開されている口コミと公式サイトの情報を照らし合わせ、この会社に頼むかどうかを判断する材料をまとめました。

本記事の情報は、2026年9月時点で公式サイトとGoogleマップに公開されていたものです。個々の出典は記事末尾にまとめています。

先に結論

ゼロリノベは、物件とリノベの総額を先に決めて、購入後の生活に余裕を残したい人に向いた会社です。不動産仲介・設計・工事を自社に持つ一貫体制で、1㎡単位の完全定額制「BASEプラン」を公式サイトのシミュレーターで確認できます。口コミでも「予算の組み立てから相談できた」という内容が繰り返し出てきます。比較した7社の中で、価格の考え方が最もはっきりしている会社です。

一方で、保証を重視する人は保証期間の比較をしておきたい会社です。公式FAQでは、適合R住宅の基準に沿った工事保証は最長2年、住宅設備機器は有料オプションで5年または最大10年と案内されています。長期の工事保証を重視する場合は他社と差が出ます。また、全社リモート勤務で電話はAIオペレーターが対応する体制なので、担当者との主な連絡手段も相談前に確認しておくと安心です。

ゼロリノベとは

項目 内容
会社名 株式会社groove agent(ゼロリノベの運営会社)
本社所在地 東京都港区
設立 2011年11月(ゼロリノベ事業は2015年3月開始)
対応エリア 東京・神奈川(横浜)・千葉・埼玉を中心に、2025年7月から大阪にも事務所を開設
店舗・拠点 東京:外苑前事務所(本店)、駒込事務所、駒込設計室、明治神宮前事務所/横浜:横浜事務所(横浜市中区海岸通)
事業形態 ワンストップ型(不動産仲介・設計・工事の3部門を自社に持つ一貫体制)
料金体系 LIGHT(部分)・BASE(1㎡単位の完全定額制)・PLUS(フルオーダー)の3プラン。BASEの金額は公式ページのシミュレーターで平米数から算出
保証・アフター 適合R住宅の基準に沿った工事保証は最長2年。住宅設備機器は有料オプションで5年または最大10年の保証あり
デザインの傾向 可変・余白・ジャパンディ
情報確認日 2026-09

元銀行員・一級建築士・不動産投資家が集まって設立した株式会社groove agentが運営する、中古マンションの仲介からリノベーションの設計・工事までを自社で一貫して行うワンストップ型のサービスです。公式サイトでは、不動産仲介・設計・工事の各部門を自社に持つ体制を「オールワンストップ」と呼び、購入後も趣味や旅行を楽しめる「安心予算」の範囲に物件とリノベの総額を収める考え方を前面に出しています。

会社案内には、全社リモート勤務で電話はAIオペレーターが対応する、と記載があります。設立メンバーに銀行員がいることと、予算から入る進め方は、たぶん無関係ではありません。

口コミから読み取れること

Googleマップの評価は、青山本店4.8(64件)、駒込店4.8(39件)、横浜店5.0(3件)です。東京の2拠点は件数があり、いずれも高評価で揃っています。横浜店は2022年8月開設で3件にとどまるので、横浜で相談する人は店舗単位の施工事例を確認してください。自社一貫体制で店舗間の差は小さいと考えられますが、担当する設計士やコーディネーターによって提案の傾向は変わります。

評価されている点

予算管理から始まる進め方を評価する投稿が複数あります。青山本店のレビューには、新築を勧められていた他社と比べて予算の組み立てから相談できて納得して進められた、「足るを知る」という考え方に共感した、という内容が見られます。会社が掲げる「安心予算」の考え方が、実際の施主にそのまま届いている、と読める口コミです。

一貫対応の良さも挙げられています。同じ青山本店のレビューに、担当者間で情報が共有されていて話が通りやすかった、内見に同行してもらえて購入判断に安心感があった、という内容があります。

駒込店のレビューには、コンセプトと予算の両方を踏まえた提案をしてもらえた、工事前の近隣挨拶に一緒に回ってもらえた、という内容が見られます。近隣挨拶に同行するという具体的な行動が書かれている点は、他社の口コミにはあまり出てこない部分です。

気になる点

進め方の相性を指摘する投稿があります。駒込店のレビューに、スタッフが全体的に若く、自分で主体的に進めたい人に向いている、という内容が見られます。手厚く先回りして案内されることを期待する人には、進め方が合わないと読める書き方です。

連絡手段については、全社リモート勤務で電話はAIオペレーター対応と公式サイトに記載があります。これは口コミではなく会社の方針なので、合う合わないは相談前に自分で判断できます。

定額制の適用範囲にも条件があります。BASEプランは39㎡以下は対象外でPLUSプランになること、搬入経路や建物構造によって追加費用が発生する場合があることが公式ページに記載されています。「完全定額制」という言葉だけを見て相談に行くと、この2点でずれます。

料金の考え方

料金は3プラン制です。LIGHTは水まわりを残してキッチンやLDKなど気になる部分だけを改修するプラン、BASEは1㎡単位の完全定額制でスケルトンから全体を一新するプラン、PLUSは床材からドアノブまで選び抜くフルオーダーのプランです。

BASEプランの金額は、公式ページのシミュレーターに平米数(40〜120㎡)を入力すると税込の費用が表示される形式です。1㎡あたりの単価そのものは公式ページの本文に記載がありません。39㎡以下はPLUSプランの対象、120㎡以上は個別問合せとされています。

BASEプランに含まれるものとして公式ページに書かれているのは、配管などの隠れたインフラの点検・交換、設計士による自由設計の間取り提案、あらかじめ厳選された設備・素材からの選択、設計士と現場監督による二重チェック(設計監理)です。

見積とは別にかかる可能性があるものは次のとおりです。

  • 搬入経路や建物構造による追加費用(公式ページに条件のPDFあり)
  • 物件購入時の諸費用
  • 仮住まい費用

公式サイトでは、契約後の費用の膨らみ(着工後の追加)が自社平均で105%に収まっていると説明されています。この数字を公開している会社は、比較した7社の中でゼロリノベだけです。数字の正しさは確認できませんが、「着工後にいくら増えるか」を会社側が意識して公開している姿勢そのものが、予算重視の人にとっては判断材料になります。

デザインと施工の特徴

公式サイトの事例と受賞歴を見ると、リノベーション・オブ・ザ・イヤーで2016年から2025年まで継続して受賞しており、団地のコンパクトプランニングやユニバーサルデザイン、土間を回遊させる間取りなど、面積や制約を設計で解く事例が多く見られます。ブランドとしては「余白」と「可変性」を掲げ、最初からすべてを詰め込まず、家族構成の変化に合わせて部屋を足したり引いたりできる間取りを提案する考え方が説明されています。

テイストの面では、日本的な素材感と北欧のシンプルさを合わせた「ジャパンディ」を打ち出す特設ページがあり、BASEプランの選択肢も掃除や手入れのしやすさを含めて長期的な観点で厳選されたものと説明されています。フルオーダーのPLUSプランでは、床材の質感やドアノブまで施主が選ぶ進め方になります。

施工面では、設計士が現場に足を運んで図面どおりかを確認する設計監理と、現場監督のチェックを組み合わせた二重チェック体制が公式ページに記載されています。BASEプランでは仕様決めの時間を短縮し、全5回の打合せで最短6か月での引渡しが可能とされています。

「厳選された選択肢から選ぶ」という設計は、選ぶ手間を減らす代わりに選べる幅を狭めます。細部まで自分で決めたい人はPLUSプランになり、その時点で定額制のメリットは薄れます。BASEで満足できる人かどうかが、この会社との相性を決めると思います。

ゼロリノベが向いている人、向いていない人

向いているのは、物件とリノベの総額を先に決め、購入後の生活に余裕を残す予算の組み方から相談したい人です。口コミで一番評価されているのがこの点です。膨大な選択肢から自分で選ぶより、厳選された設備・素材から選んで打合せを短くしたい人、将来の家族構成の変化に合わせて間取りを変えていける住まいにしたい人にも合います。

向いていないのは、まず39㎡以下のコンパクトな物件で定額制のプランを使いたい方です。BASEプランの対象外でPLUSプランになります。次に、大阪など東京・神奈川以外のエリアで、豊富な施工実績を前提に依頼したい方。大阪梅田事務所は2025年7月開設です。そして、電話や来店で気軽に担当者と対面しながら、相談を重ねて進めたい方です。公式サイトでは全社リモート勤務で電話はAIオペレーター対応と記載されています。

契約前に聞いておくこと

順番に意味があります。上から順に聞いてください。

  1. 保証の範囲:公式FAQでは工事保証は最長2年、住宅設備は有料オプションで5年または最大10年です。適用対象、免責事項、部分リフォームの場合の対象範囲を保証書ベースで確認します。
  2. 定額に含まれる範囲と追加費用の条件:BASEプランの定額に含まれる範囲と、搬入経路・建物構造による追加費用の条件を、公式の条件資料と見積書の両方で確認します。
  3. 連絡手段と対面の頻度:電話がAIオペレーター対応のため、担当者との連絡手段(メール・チャット・オンライン)と、事務所での対面打合せが何回設定されるかを確認します。
  4. 工期と入居時期:BASEプランは最短6か月の引渡しが目安とされていますが、PLUSプランや物件探しから始める場合の想定スケジュールを確認します。
  5. 担当者の変更可否:設計士やコーディネーターと合わない場合の対応。公式サイトには記載がありません。

東京・横浜でゼロリノベと比較したいリノベーション会社

リノベる(横浜・東京・大阪)

全国展開のワンストップ型。ショールームの幅が広く、フルオーダーとデザイン選択型を選べます。

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インテリックス(横浜・東京)

給排水管を交換した場合に最長20年保証が付きます。保証の長さを重視する人の比較先です。

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ロハススタジオ(横浜・東京)

無垢材・珪藻土などの自然素材と北欧テイストが軸。不動産部門を持ちます。

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ハコリノベ(東京・横浜・大阪)

物件探しから設計・施工まで一社で担うワンストップ型で、費用は物件・要望ごとの個別見積です。

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まとめ

ゼロリノベは、不動産仲介・設計・工事を自社で一貫して行うワンストップ型のリノベーション会社で、東京に4か所、横浜に1か所の事務所があります。総額を先に決めて予算に余裕を残したい人、厳選された選択肢から選んで打合せを短くしたい人には、比較した会社の中で最も考え方が合う会社です。

判断を保留にしたほうがいいのは、自分の物件がBASEプランの対象面積に入っているか確認する前と、最長2年の工事保証が自分の重視する条件に合うか確認する前の2つの段階です。公式のシミュレーターで自分の平米数の定額を出し、追加費用の条件と保証範囲を確認してから他社と並べて比較してください。

東京のリノベーション会社を一覧で比べたい方は、こちらもご覧ください。

東京都のリノベーション会社おすすめ12選 →

出典一覧

いずれも2026年9月確認。

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